しあわせはすぐそこ

「幸せだなぁ。ぼくはきみといるときがいちばん幸せなんだ」

婦人文庫
中原淳一ほか/鎌倉文庫/1946年8月
品切れ
Condition;経年ヤケ

鎌倉文庫は、昭和20年に鎌倉在住の文士の蔵書を基に開店した貸本屋がそのはじまり。店番から帳簿管理まで、文士が持ち回りで担当していたそうです。この本は、戦後に出版社として発足した鎌倉文庫が発行した婦人雑誌。表紙絵は中原淳一、本文挿絵には、岩田専太郎、花森安治、猪熊弦一郎などが担当。白州正子、李香蘭、林芙美子などが文章を寄せています。21p×14.7p、128頁。→more


図解子供服全書
田中千代/婦人画報社/1948年
price;¥2,000
Condition;ヤケ

本書は、田中千代の戦後まもなくの著書で、ベストセラーとなり、その印税を「田中千代洋裁研究所」の芦屋校舎購入資金にあてたそうです。くすんだ色合いの写真、一生懸命努力したカラー図版などが見られ、かえって味わいがあります。終戦直後の本は、粗末な紙を使用しているので、傷みがはげしくなる傾向があるので、こちらもヤケが目立ちますが、ご了承ください。25.4p×17.6p、159頁。


レースモード
レース工業会編/日本ヴォーグ社/1955年
品切れ中
Condition;並

レース工業会編のレースモードの本。山脇敏子、田中千代、中原淳一ほかの一流デザイナーがレースについて語った「レースの美しさ 優雅と魅惑」。小暮実千代、淡島千景、淡路恵子、月丘夢路、などの懐かしいモデルたちもたくさん登場。25.5p×18p、100頁。→more


ブラウス・ブラウス・ブラウス
ドレスメーキング別冊付録/鎌倉書房/1966年5月
price;¥980
Condition;表紙1センチほど破れ、少書き込み

表題のとおり「ブラウス」ばかりを特集した、ドレスメーキングの別冊。25.5p×18p、134頁。


ヴォーグの60年 日本語版
ジョージナ・ハウエル/平凡社/1980年2刷
price;¥2,300
Condition;並

1976年に60周年を迎えた記念に発行された本の日本語版。1916年からはじまるヴォーグ社の歴史を、掲載された女性たちのファッション写真満載で紹介しています。31p×22.5p、339ページ+索引。→more


マイ・ボーグ MORE DASH THAN CASH
ケイト・ホッグ/美術出版社/1985年初版
price;¥1,200
Condition;並

ヴォーグで仕事をしていた著者が、限られた予算の範囲で、最高の装いをするコツを、写真入りでわかりやすく説明した本。服だけでなく、小物や美容についても細かく書かれています。24.3p×18.5p、189頁。→more


イヴ・サンローラン展 モードの革新と栄光
セゾン美術館/1990年
品切れ
Condition;並、少擦れ

セゾン美術館で開催されたイヴ・サンローランの展覧会のカタログ。メトロポリタン美術館、パリのモード美術館、エルミタージュ美術館などを巡回して、日本にやってきた展覧会だったようです。27.5p×23.5p、229頁。→more


すまいの手帖
美しい暮らしの手帖別冊/衣裳研究所/1950年2月
品切れ
Condition;並

生活が少しづつ豊かになって、暮らしの基礎となる家を、せめて人間らしく、という思いから編まれた特集号。4坪でも、文化生活ができる家など、工夫がいっぱい。26p×18.3p、124頁。


美しい部屋の手帖
暮らしの手帖別冊/衣裳研究所/1950年10月
品切れ
Condition;表紙1pほど破れ、少書き込みアリ

暮らしの手帖の別冊として刊行された「美しい部屋の手帖」。表紙・挿画は、花森安治。25.5p×18p、140頁。


美しい暮らしの手帖 第十一号
暮らしの手帖社/1951年2月
品切れ
Condition;並

ちょっと騒がれすぎ、の「暮らしの手帖」と思ってましたが、実際手にとってみると、やっぱり、心のこもったいい雑誌。はやりすたりに関係なく、たまに手にとって眺めてみたくなる本です。牧野富太郎の画と文による「日本の花」、坂口安吾の「わが工夫せるオジヤ」、佐藤春夫「わが母の記」、山本嘉次郎「犬の飼い方」、石坂洋次郎「寒がりや」など。25.7p×18.3p、181頁。


美しい暮らしの手帖 第十二号
暮らしの手帖社/1951年6月
品切れ
Condition;最終ページに破れアリ

海外女優が着た流行の服を、バッサリと気持よく批判する花森安治の「流行を批判する」、すだれを利用した、ほんとうに涼しそうな「涼しい感覚」、武井孝子の刺繍の色図版「ぬいとりの花」など。25.5p×18p、183頁。


続すまいの手帖
美しい暮らしの手帖別冊/衣裳研究所/1951年7月
品切れ
Condition;並

“続”のほうでは、住宅金庫の坪当たり2万6千円を基準にして、住宅建築の権威者に設計を依頼して編まれています。25.7p×18.2p、144頁。


美しい暮らしの手帖 第十四号
暮らしの手帖社/1951年12月
品切れ
Condition;並、表紙極少破れ

板の間の家具たんすを写真特集した「たんすを置く」、無着成恭編の山びこ学校生徒作品「炭焼き」、半世紀のファッションの移り変わりをイラストで紹介した「流行の半世紀」、吉田五十八の「すみこなし」など。25.5p×18p、182頁。


思いつき工夫の手帖 第2集
美しい暮らしの手帖増刊/暮らしの手帖社/1952年5月
品きれ
Condition;並

生活の中のさまざまな工夫を特集した本。カボチャのヘタを乾燥させて帽子掛けにしたり、石炭ストーブに放り込むための石炭を入れる紙袋など、この時代ならではの工夫も満載。25.3p×18p、109頁。


美しい暮らしの手帖 第十五号
暮らしの手帖社/1952年3月
品切れ
Condition;並

写真ページでは、家族で話し合って作った工夫が凝らされた「ある台所」、本棚の塵よけ、扉のトッテなどにアイデアが生かされた「部屋の工夫」、色刷りページでは、小林重三・画、内田清之助の「日本の鳥」、藤城清治の影絵「赤ずきんさん」など。25.5p×18.2p、185頁。


美しい暮らしの手帖 第十六号
暮らしの手帖社/ 1952年6月
品切れ
condition:並

写真ページでは、「丸太の飛石」、「コドモのために」、「すだれを使って」など。色刷りページでは、花森安治「浴衣のように着る服」、藤城清治の影絵「一寸法師」。本文では、柴田連三郎の「家を建てる方法」など。25.5p×18p、185頁。


美しい暮らしの手帖 第十七号
暮らしの手帖社/1952年9月
品切れ
condition:並

写真ページは、「八十円のすのこで」、「自分でつくれる電気スタンド」、「椅子と卓と部屋と」など。色刷り図版は「縞帳」、「マッチとボタンで作る図案」など。本文は、鈴木信太郎「お祭り見物」など。25.5p×18p、184頁。


美しい暮らしの手帖 第十九号
暮らしの手帖社/1953年3月
品切れ
condition:並、中ほどの1ページに少破れアリ

写真ページでは、「京都のしもたや」、「花のあるテレス」、田中千代「借家を利用して」、「自分で作れる帽子」など。色刷りページでは、世界各国の切手で見る「女性の風俗」、「60年間のお天気」など。本文は、平塚らいてうらの「続わが若き日」など。25.8p×18p、193頁。


美しい暮らしの手帖 第二十号
暮らしの手帖社/1953年6月
品切れ
condition:並

写真ページは「巴里のお惣菜」、「さばずし」、「夢に見たわが家 9坪の家」など。図版ページは「イギリスのこどもの画」など。本文では「たべものずいひつ」「夫のこと妻のこと」「暮らしについて」など。25.7p×18.2p、193頁。


すまいの改造と増築
稲垣秀次/ダイヤブックス/1957年初版
price;\1,200
Condition;カバー少破れ

「もはや戦後で はない」と『経済白書』が宣言したのは、この本が出版された前年のこと。生活が豊かになってくるとともに、その基盤となる“すまい”の増改築もブームとなったようです。そんな時世に応えようと、本書ではたくさんの増改築例を丁寧な図版や平面図などを利用して紹介しています。著者の「はしがき」より−「家屋は古いほどねうちがあるとか、祖先を尊んで昔ながらの不自由さを耐えしのぶとかいうことは、今の時代には通用しません。時代の流れの中で、もっとも明るい楽しい生活を求めていく気持が自然だといえましょう」。もっともなことなのでしょうが、古いものがなくなっていくのがちょっと残念に思うのは、私のワガママなのでしょうか。17.4cm×11.6cm、199頁。


自動車のアルバム 1963年度版
誠文堂新光社/1963年
品切れ
Condition;背破れ、表紙スレ

この時代より少し前は、アメ車が圧倒的な人気がありましたが、このころからEEC(ヨーロッパ)車も需要が増してきたとのこと。日本車で紹介されているのは、ニッサン「セドリック」、いすゞ「ベレル」、そして「スバル360」。このころは、外車のほうが圧倒的にカッコイイ。25.8p×18.2p、220頁。


台所の工夫
住宅建築研究会/雄鶏社/1956年3版
price;¥800
Condition;傷み激

すみよい住まいのために、まず第一に考えなければいけない台所。明るく楽しい台所の工夫を高級なモデルだけでなく、経済的に余裕なない場合も考えて紹介した本です。オスロー国際モデルキッチン展出品のものをはじめとする、海外のモデルや、国内一般の家庭の工夫例など豊富な図版で紹介しています。17,8p×23p、100頁。


団地1960年代
祖師谷住宅婦人のつどい記録をつくる会/1994年(私家版)
price;¥1,200
Condition;ページ折れアリ

「1960年代を生きた主婦が、団地という生活圏の中で、よりよい生き方を目指した連帯の歴史を、私たちは記録として残そうと思います。私たちはこの十年の歩みを語るとき、大げさにいうならば、女子解放史の一ページを担ったという自負があるのです」(「はじめに」より)。この本は、祖師谷団地の主婦たちが、保育所設置問題をきっかけにグループを作った活動の記録で、60年代の団地生活を知るための資料としても役立ちそうです。18cm×13cm、216頁。


電電コーナー
日本電信電話公社/1965年(非売品)
品切れ
Condition;並

電電公社の仕事を紹介している冊子ですが、図版が豊富で、当時を偲べてうれしい。トップページは、公衆電話によりすがる、懐かしき人々の姿を写したカラー図版で、電話機は、燃えるような「赤」だったのですね。 そういえば「赤電話」と呼ばれていたのを思い出します。17.3cm×10.7cm、214頁。


朝日ソノラマ 12
金子光晴ほか/朝日ソノプレス/1960年11月
price;¥1,000
Condition;良

フランスで開発された“ソノシート”に出版物を組み合わせて、“音の出る雑誌”として1959年に発売された「朝日ソノラマ」。当時は、ニューメディアとして大変注目されたそうです。星霜軒でご紹介のものは、発刊一周年をむかえた第12号。ソノシートは6つ付いていて、それぞれ「12月の歴史」、「記憶喪失症青年の記録」、「映画音楽『人間の運命』」などを収録。ソノシートを収めたページには、同じ内容のテキストと写真が掲載されています。表紙写真は、大束元。 18.5p×19p。


朝日ソノラマ 14
柳原良平ほか/朝日ソノプレス/1961年2月
price;¥1,000
Condition;良

こちらもソノシート6枚。武者小路実篤の「自作朗読」、「無声映画時代」、「ラテンリズム」、「映画音楽『アラモ』」、「ホームソング『レニングラードの白夜』」などで、それぞれテキストと写真も掲載されています。安岡章太郎の「“非行”と“不良”」という文章もあり、このころに「非行少年」という言葉が使われだしたようです。装丁デザインは江森瑛子。18.5p×19p。


女性教室 寝具
岡田彰祐ほか/NHK/1962年9月
品切れ
Condition;並

「新しい寝具」では、既製品を求める場合の注意点、仕立ての条件など。「ふとんを作る」では、理想的な寸法・布地と綿の見積もり、など。そのほか「夢のネグリジェ」では、60年代風女性がネグリジェで登場。25.8p×15.6p、56頁。


女性教室 新しい寝具
森英恵ほか/NHK/1959年8月
品切れ

Condition;並

現代生活にはストレスに満ちているとして、安らかな眠りを提供する寝具を紹介。「新しい寝具のポイント」、「掛けるもの」、「敷くもの」、「ベッド」、「着るもの」などが掲載されています。25.8p×14.8p、44頁。


女性教室 洋装のすべて
谷長二ほか/NHK/1960年9月
品切れ
Condition;並

最初に、ウェディングドレス、カクテルドレスのカラー図版。ツーピース、ワンピース、シャツブラウス、タイトスカート、セパレーツ、アンサンブル、などを60年代なモデルの写真図版で紹介しています。25.7p×14.9p、48頁。


女性教室 せんたく
矢部章彦/NHK/1958年5月
品切れ
Condition;並

「洗濯の基礎」では、洗剤のはたらきなどを科学的に説明。「電気洗たく機と洗たく」では、どんな型が洗浄力が大きいかなどを。「洗たくものの分類」では、洗たくする前の心得としての分類を。そのほか「アイロン」の説明などなど。27p×15p、44頁。


航空知識ABC
日本航空広報室編/読売新聞社/1974年8刷
price;¥1,000
Condition;カバー少破れ

「航空知識」を、やさしく楽しく、しかも専門的にシミュレーションしてくれている本。「飛行機はなぜ飛ぶか」や、「東京から大阪まで飛行する手順」などを、紹介。図版も多数。21.5p×15.3p、342頁。


ヒコーキを撮ろう
青木勝/朝日ソノラマ/1976年初版
price;¥1,000
Condition;並

『現代カメラ新書』として発行された本。口絵は、美しく、そして懐かしい飛行機のカラー写真6ページ。どのようにしたら、ステキなヒコーキの写真が撮れるかを、たくさんの写真図版を使用して解説。資料編として、「どこの飛行場で、どんなヒコーキが撮れるか」というのもあります。17p×11.2p、168頁。


アイビーの時代
くろすとしゆき/河出書房新社/2001年初版
品切れ
Condition;良

言わずと知れたアイビーの仕掛人が語る、アイビーとの深いお付き合いの歴史図鑑。カラー図版で掲載されている服飾品は、すべて著者のコレクションなのだそうです。著者は、昭和29年に発行された『男の服飾読本』(のちの「メンズクラブ」)の巻末に掲載されていた「男の服飾用語事典」の“アイヴィー・リーグ・モデル”の項目を読んだことが、「人生を変える」ことになったとのこと。21p×14.8p、119頁。


みんなのライフ&ワーク カタログ 別冊宝島11
JICC出版局/1978年
price;¥800
Condition;並、少ヤケ

さまざまな仕事をしている99人の証言をとおして、読者の生き方の指針としてもらおうという本。自動車整備士、動物飼育係、デコレーター、駄菓子屋、熱気球パイロット、東京都清掃局職員、パン屋、獣医師、鍼灸医師、古本屋、芸能マネージャーなどなどの職業についているひとりひとりが、それぞれの体験を語っています。巻頭に99人の顔写真があって、人相鑑定もできそう。21p×14.8p、296頁。


頭のいい743の実用集 考えても見なかった方法
ホームライフセミナー編/青春出版社/1972年
price;¥800
Condition;ヤケ

実生活で役立つ知恵を743の実例で示した本。「人間の本質的希求にもとづいて永い歴史の中で育まれ、尊ばれ、口から口に教えられ…」とずいぶん大げさな言い回しが気になりますが、ようするに『伊藤家の食卓』みたいなもの。表紙絵がウノカマキリ、そして本文イラストが、モンキー・パンチです。17.5p×10.8p、264頁。


鉄道きっぷ大研究 きっぷ博士が書くきっぷのすべて
辻阪昭浩/講談社/1979年初版
price;\600
Condition;並

史蹟愛好会の設立者の1人であり、鉄道研究家の著者が、“きっぷ”などという、それまで研究書などないものに取り組んだ本。豊富な“きっぷ写真”を多用して、きっぷが語る鉄道史などを、楽しく学ぶことができます。17.2p×11.3p、237頁。