慄然の書 ウィアード・テールズ傑作集
渡辺桜・訳、荒俣宏・解説/継書房/1975年初版
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気色悪い表紙に感動(?)して、思わず購入してしまった本。エル・コリター、トンプソン・リッチ、バシット・モーガン、ヴァンダー・ヴィル、シーベリ・クイン…。聞いたことのない作者の名前がズラリ。しかし、これは「1920年代からアメリカで刊行され、ラヴクラフトなどの大作家を生み出した偉大な血みどろパルプ・マガジン『ウィアード・テールズ』の日本における最初の傑作集」(荒俣)で、重要な一冊なのだそうです。発売元が「高等教育研究会」という名称なのも、怪しさを増幅しています。さらに、この本の出版を検討していたときに、市場調査として、ある作品をバラバラにして、ハガキに書き込み、「不思議なハガキ」として数千人に郵送したのだそうです。読者からは恐怖や非難の声が殺到、自信を付けて発行に踏み切ったとのこと。18.2p×12.8p、267頁。
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